MQBとDCTの用語解説

MQBとDCT

自動車用語には様々な略語が存在します。
とくに、アルファベット3文字の略語が多いのです。

 

そして、この略語はフランス・イタリアのラテン語が中心だったりするので、日本人としてはなかなか意味を類推するのが難しいですよね。

 

そもそも国際自動車連盟はFIAと言うのですけれど、これフランス語のFederation Internationale de I'Automobileの略称です。

 

Fを、もう1つ付けてFIFAにすると国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association)と同じになります。
どちらもフランス語です。

 

こういう略語の世界にたまに出てくるドイツ語の略語になりますが「MQB」はご存知ですか?
BBQの親戚ではありません。

 

フォルクスワーゲンが考えた、新しいクルマの生産方法なのです。

 

MQBとはModulen Quer Baukastenの略称

MQBとはModulen Quer Baukastenというドイツ語の略称です。
ドイツ語だと全くわからないので、少しは馴染みのある英語に置き換えてみますね。

 

英語ですとModular Transverse Matrixとなります。

  • Modularは設計の規格化/標準化の意味
  • Transverseは横置きドライブトレインの意味
  • 最後のMatrixはコンポーネントの互換性を意味しています。

 

これでも理解するのは難しいですよね。
もっとわかりやすい日本語で極論しますと「横置きエンジンのクルマの仕組みを仕組み単位でモジュール化して、レゴブロックのように組み立てて生産する」ということです。

 

例えば、レゴブロックは赤いブロックと赤いブロックしか組み合わせられないとか、組み合わせて大きなものを作ったり、小さなものを作ってはダメというルールは当然ですがないですよね。

 

レゴの組み立て方

 

大きいクルマであっても、小さいクルマであっても、組み合わせで対応できるようにクルマの設計思想と製造思想をガラッとと変えることを意味しているのです。

 

その考え方と生産方法を合わせてMQBと呼びます。
このMQBという思想に基づいて生産されたクルマは実は既に日本に輸入されてきています。

 

一番有名なところではフォルクスワーゲン・ゴルフです。
通称ゴルフVIIと呼ばれている現行ゴルフがMQBの考え方で生産されているのです。

 

DCT

2013年にフルモデルチェンジし、大人気となっているのが3代目フィットですね。
コンパクトカーのスタンダードとなるべく、3(スリー)というペットネームが付いております。

 

これ、フォルクスワーゲンのゴルフを意識してのことだと思います。
何しろ、ゴルフは世界中の自動車におけるメートル原器、コンパクトカー(それほどコンパクトでは、もはや無いですけれどね)の見本と呼ばれているほどですからね。

 

打倒ゴルフ!という意気込みがホンダにはあるのでしょう。
だからこそ、3代目を意味する3をペットネームにつけてきた。

 

そうなると、4代目は4ですよね、と。
名前以外にも、フィットがゴルフを並ぶべく(超えるべく)用意した秘密兵器があるのです。

 

フィットはゴルフと同じくDCT(フォルクスワーゲンの場合はDSGと表記)をトランスミッションとして搭載してきたのです。

 

MTとATのイイトコどりがDCT

クルマのトランスミッションは、大きくワケて3種類あります。

 

1つ目がオーソドックスなマニュアルトランスミッション(MT)

クラッチと、シフト操作(ギアチェンジ)を人間が担当しています。

 

メリットとしては、駆動力のロスが少ないことです。
デメリットとしては操作が面倒なことですよね。

 

2つ目がオートマチックトランスミッション(AT)

トルクコンバーターや、プラネタリギヤを利用し、自動でギアチェンジをしてくれるトランスミッションですね。

 

メリットしては操作がラク。
デメリットとしては、駆動力のロスが多いこと。

 

3つ目が日本者に数多く採用されている無断階変速機(CVT)

メリットとしては一番美味しいエンジンの回転数を利用できること。
デメリットとしては、特有のメカニカルノイズが発生したり、車速とエンジン回転数との乖離が発生し、ドライビングフィールに違和感を覚えること。

 

DCTはいいとこ取り

これら3種類あるトランスミッションなかからMTとATのイイトコどりをしたのがDCTです。
DCTとはDual Clutch Transmissionの略称です。

 

その名の通り、2つのクラッチが用意されています。
2系統のクラッチがそれぞれ、常時、

  • 奇数ギア
  • 偶数ギア

にセットされており(噛み合っており)、車速に合わせて選択されているギアが切り替わっていく仕組みです。

 

ATと違いダイレクトにギアが噛み合っているため、駆動力のロスが発生することが少なくなっています(AT比)。

 

また、機械が自動で変速(ギアチェンジ)を行なうため、人間がMTを操作する以上の速さでギアチェンジが可能となっているのが特徴です。


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