未使用車の解説

未使用車とは?

数年前から「ほぼ新車と同じなのに安く買える!」という理由で、ジワジワ人気が出ている未使用車とは、一体どんな自動車のことなのでしょうか?

 

未使用車とは、一度名義登録されたにも関わらず、誰にも乗られていない為に、

  • 走行距離が数十キロ
  • 登録されてから数ヶ月

というようなコンディションの車のことを言います。

 

一度、ディーラー等によって名義登録されていますので、新車という扱いにはならず法律的には「中古車扱い」になります。

 

ですが中古車のように誰かが乗っていたわけではないので、ほぼ新品なわけですね。
いわゆる「訳あり新車」です。

 

楽天で「訳あり商品」と言えば、値段的にも安く買えるのが当たり前ですが、未使用車も当然、新車よりも安く買うことができるのがメリットとなっています。

 

なぜ未使用のクルマが生まれるのか?

それでは、なぜそのようなややこしい自動車が出まわっているのか?
不思議に思われると思います。

 

どのように誕生するの?

 

実は、これには業界の構造的な問題が関わっているのです。

 

ディーラーが自社購入

未使用車が生まれる理由には何個かありますが、圧到的に多いのが、「ディーラーが販売台数を自作自演するために、自社で名義登録して台数を増やす行為」にあります。

 

なぜ、販売店が、新車の購入代金を自社で支払ってまで台数を増やしたいのか?
というと、あるノルマをクリアすると自動車メーカーから莫大な報奨金がもらうことができるからです。

 

例えば、3月の決算までに100台販売したら、メーカーから500万円の報奨金が出るとします。

 

今、現在95台しか売れていなかったら、残り5台は販売店が自社購入して、100台売ったように見せかけてメーカーから報奨金を頂くわけです。

 

そして、もうお気づきのように、この時に買われた5台が未使用車として販売されることになるのですね。

 

既にディーラーの名義で登録されているので新車ではないですが、誰にも乗られていない自動車の誕生です。

 

これらの未使用車を新車の1割〜2割引きで販売したとしても、ロスは合計で100万円にもならないです。

 

報奨金の500万で十分にカバーできるので、賞金を貰っておく方がディーラーにとってメリットが大きいということがよくわかりますね。

 

そのおかげで、私たち消費者もほぼ新品同然の車を安く買うことができるので、損しているのは結局、自動車メーカーということになります。

 

自動車メーカー側のメリット

「損している」と書いてしまいましたが、自動車メーカーにとって販売数並びに業界ランキングというのは生命線でもあります。

 

なぜなら自動車業界などの業界では、「業界順位とシェア率」というものが非常に大きなウェイトを占めるからです。

 

もし年間の自動車販売台数ランキング(国内)で、トヨタが首位の座から陥落したら大問題になります。

 

業界トップというイメージもなくなり、さらなる販売数の減少につながる恐れもあります。

 

ですから、自動車メーカーとしては、業界中位から下位の会社を「M&A(企業買収)」をしてでも、販売台数を増やしていきたいのですね。

 

未使用に関してもそれと同じ気持ちで、
多少、利益は減っても、販売台数が増えるなら目をつぶっているのだと思います。

 

世界の自動車メーカーとの競争も激しい

日本の自動車メーカーの場合、国内での業界トップ3は、世界でも激しいシェア争いを行っています。

 

例えば、

  • トヨタ
  • フォルクスワーゲン
  • GM(ゼネラル・モーターズ)
  • ルノー日産
  • 現代自動車
  • フォード

などが世界の販売台数ランキングトップ層のメーカーということになります。

 

特にトヨタはフォルクスワーゲンと激しいトップ争いをしていますので、国内でもたついているわけにはいきません。

 

個人的な意見ですが、このような「激しいシェア争い」という背景があるので、未使用車というグレーなものが生まれているのかなと感じています。

 

他の理由

未使用車が生まれる一番の理由は、上記に書いた「ディーラーの販売報奨金目当て」なのですが、例外的に他の場合もあります。

  1. 営業マンが個人のノルマを達成するために、自分で購入する場合
  2. 名義登録後に、お客さんが突然キャンセルしてきた場合
  3. ローン等のお金絡みの問題でお客さんに新車引渡しをキャンセルせざるを得ない場合

といようなケースもあるのですが、もしこれらの理由だけだったら、未使用車は非常に貴重になるくらい数が少ないはずですね。

 

やはり「報奨金」を獲得するためのディーラーのまとめ買いが、市場に大量に生み出している大きな理由なのです。

 

新古車との違いは?

ここまで読んで「あれ?新古車のことじゃないの?」と思われた方もいるのではないかと思います。
実は、この2つは、まったく同じ意味で使われています。

 

むしろ最初は「新古車」として呼ばれ始めたのですが、自動車公正取引協議会が法律的には中古車であるのにも関わらず、紛らわしい呼び方で販売しているのは消費者に誤解を与えるという解釈の元、この表記を禁止してしまいました。

 

それから生まれたのが「未使用車」という呼ばれ方なのですね。
この呼び方はディーラー等の販売店さん達が新古車という表記を使わないようにする工夫でもあるわけです。

 

ですから、ネットや雑誌では「新古車」という表記を見かけても、販売店では景品表示法の違反となるため、基本的に見かけることはないはずです。

 

私たち利用者としては「新古車=未使用車」と理解して、混乱しないように情報収集していきましょう!


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